10/10(土)～12(月)、徳島県徳島市にて「マチ★アソビ vol.15」が開催されました。2日目の10/11(日)には、新町橋東公園ステージにてトークイベント「丸山正雄のアニメバカ一代記 in マチ★アソビ ～『丸山正雄×真木太郎×津堅信之』スペシャルトーク」が行われました。

 

丸山正雄(MAPPA)プロデューサー、真木太郎(GENCO)プロデューサー、アニメーション史研究家の津堅信之氏、司会を務めるジャーナリストのまつもとあつし氏が登壇。丸山プロデューサーが、アニメ業界のビジネス情報誌『アニメビジエンス』にて、「アニメバカ一代記」という連載を行っています。この連載の出張イベント企画として、アニメの歴史の「これまで」と「これから」を語ろうということでトークが始まりました。

 

 

虫プロというスタジオ沢山の人材が集まって一心不乱に作っていた時代。そこから、独立し数々の会社が設立された時代を経て、角川映画『幻魔大戦』の挑戦があり（当時、アニメのキャラクターは“頭身が低く頭が大きい”デザインでしたが、大友克洋氏が描くキャラクターはそれにとらわれないものでした）、それが「大人向け」のアニメーション・漫画が生まれる兆しに……といったアニメの歴史やターニングポイントの話に花が咲きました。

 

 

さらに、丸山・真木両プロデューサーによる「プロデューサーの本質は何もしないこと」なのか!?という興味深い問題提起や、有能なスタッフにいい仕事をしてもらうためにはどうしたらいいのか?といった話も飛び交ったほか、なぜか料理の話も。

また丸山プロデューサーは、デジタル化が進んでいく中、どうやって『この世界の片隅に』のような手描きのアニメーションの良さ――日本の2Dアニメーションの良さ――を伝えていけるか、生き残らせていけるかを考えていきたいと語り、会場中が真摯に耳を傾けていました。

 

会場にお越しくださった皆様、ありがとうございました！

なお、トークイベント終了後、新町橋東公園ステージにて開催された「チャリティオークション」にて、『この世界の片隅に』Ｂ全ポスターが出品、落札されました。この売り上げは東日本大震災の義援金にあてられます。

 

これからも、映画『この世界の片隅に』の情報を発信していきますのでお楽しみに。

どうぞよろしくお願いいたします。