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映画「この世界の片隅に」公式サイト

ニュース

2015.05.15

映像研究家・叶 精二さんから、応援コメントをいただきました!

『この世界の片隅に』の制作を応援していただいている皆様からの応援コメント第3弾は、映像研究家・叶 精二さんです!

 

叶精二さんコメント

宮崎駿が他人の脚本を演出した作品は3本しかない。

スタジオジブリ以前の『未来少年コナン(全26話)』『ルパン三世 カリオストロの城』『名探偵ホームズ(5話分)』だ。

前2作は外注脚本であり、監督自身が大幅に改稿しているので、ほぼオリジナルと言って良い。

よって、同じスタジオで肩を並べて討議した脚本家は『ホームズ』4話分を書き上げた片渕須直、ただ一人である。

当時大学在学中であった片渕青年は、その後アニメーション監督として着実に地歩を築いてきた。

世代を問わず健全で考えさせる「漫画映画」の作風には、確かに宮崎駿や高畑勲の遺伝子を感じる。

その片渕監督の集大成たる本作に、期待しないわけにはいかない。

 

■叶精二

映像研究家。亜細亜大学・早稲田大学・東京工学院講師。
テレコム・アニメーションフィルムからスタジオジブリへの流れについて造詣が深く、片渕監督の初期の仕事についても詳しい。
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