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映画「この世界の片隅に」公式サイト

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2018.03.19

「東京アニメアワードフェスティバル2018」【アニメ オブ ザ イヤー 作品賞 劇場映画部門 グランプリ】、「第21回文化庁メディア芸術祭」【アニメーション部門 大賞】を受賞しました!

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『この世界の片隅に』が、「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2018」【アニメ オブ ザ イヤー 作品賞 劇場映画部門 グランプリ】と、「第21回文化庁メディア芸術祭」【アニメ部門 大賞】の2つを新たに受賞しました!

 

「TAAF2018」は、全世界のアニメーション作品を対象にした【コンペティション部門】、日本国内で発表されたアニメーション作品を対象とした【アニメ オブ ザ イヤー部門】、アニメーション業界に貢献された方々を顕彰する【アニメ功労部門】の3部門を中心に、その他招待作品の上映やイベントを実施する国際アニメーション映画祭。 【アニメ オブ ザ イヤー部門】は、2016年10月16日~2017年10月14日までに日本で上映・放映された全作品から最も優れた作品・個人に、「作品賞」「個人賞」「アニメファン賞」を授与するものです。

『この世界の片隅に』は、【アニメ オブ ザ イヤー 作品賞 劇場映画部門 グランプリ】を受賞。

3月12日に行われた授賞式には、片渕須直監督が出席しました。

片渕監督は壇上で「自分が子どもの頃から観てきたアニメをつくられた方々や、この仕事をはじめてからずっとお世話になってきたアニメ功労部門顕彰者の方々が並んでいる前で表彰されることが、なによりもうれしいです。『この世界の片隅に』は、まだ上映も続いていますし、まだ新しいカットの作画も加えていたりします。まだまだこれからもがんばりたいと思います」とコメントしました。

TAAF2018 公式サイト

 

 

「第21回文化庁メディア芸術祭」は、【アート】、【エンターテインメント】、【アニメーション】、【マンガ】の4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。 2016年9月10 日から2017年10月5日までの間に完成または、すでに完成してこの期間内に公開された作品の募集を行い、高い芸術性と創造性を基準として、部門ごとに大賞、優秀賞、新人賞を選定するものです。

今回の【アニメーション部門】では、『この世界の片隅に』と『夜明け告げるルーのうた』の2作品が、大賞を受賞しました。

3月16日の記者発表には、モロッコの映画祭に向かう片渕監督の代理で真木太郎プロデューサーが登壇。片渕監督のメッセージを代読しました。

「文化庁メディア芸術祭では、2009年にこうの史代さんのマンガ「この世界の片隅に」が優秀賞に輝き、翌年には自分の映画『マイマイ新子と千年の魔法』が優秀賞をいただきました。この頃から始まった『この世界の片隅に』の道のりですが、国内外の映画祭でアニメーションを対象にした賞に限らず、実写映画を想定した映画としての賞を与えていただけるところにまで繋がりました。あるいは、既存のものとは違った“何か”を作っていたのかもしれません。私たちの辿る道はまだまだ続きますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします」

続いて真木プロデューサーが、「クラウドファンディングによる資金調達の手法に始まり、ご覧になった方のSNSなどのデジタルの口コミと、アナログの口コミの相乗効果のおかげで、たくさんのお客さまが映画館に来てくださり、2016年11月の公開から3年越しで上映が続いています。クリエイターとお客さまの関係がこの作品を支え続けてくれて、幸せな映画になったと思っています」と挨拶。今回の受賞について「アニメーション部門 大賞のW受賞は、今回で2回目ということですが、前回のW受賞の1本は、私の作った『千年女優』でした。『千年女優』もいまだに皆さまの記憶に残り、実写リメイク等々の話も出ているようです。今日の受賞で、“人の心に残ってこそエンターテイメントの真価を発揮する”のだなと思った次第です。本日はありがとうございました」とコメントしました。

2018年6月には文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が、国立新美術館を中心に開催され、『この世界の片隅に』の関連展示も行われる予定です。

第21回文化庁メディア芸術祭 公式サイト

 

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