2015.05.25
現場レポート第6回 背景美術さんがスタジオに入りました!
2015.05.21
日向寺太郎監督から、応援メッセージをいただきました!
『この世界の片隅に』の制作を応援していただいている皆様からの応援コメント第5弾は、映画監督・日向寺太郎さんです!
日向寺太郎監督コメント
『この世界の片隅に』を読んだ。主人公のすずが何とも魅力的である。精一杯生きようとする姿に心打たれた。戦中を主な時代にし、生活の細部まで丹念に描かれていて、一つの時代を知るとはこういうことかとも思った。
片渕須直監督によってアニメ映画化の準備が進んでいると聞く。なぜ今、戦中を描くのか。奇しくも戦後七〇年、戦後生まれが約八割になった。もちろん片渕監督も原作者のこうの史代さんも戦後生まれである。七〇年は遠い昔かもしれない、しかし、あの時代を経て、現在の私たちの生活があることをこの作品は教えてくれる。私たちが失ったものは何か、私たちが得たものは何なのか。そこには、現在を、さらには未来を見るために過去を見つめているのだという、静かだが力強い視線がある。生き生きとした登場人物たちが片渕監督たちの手によって動き出すのをぜひ見たいと思う。
クラウドファンディングで出資を募るという。戦争を体験していない世代が戦中を描く、新しいアニメの誕生を心待ちにしたい。新しい酒には新しい革袋が必要なのだ。
■日向寺太郎
映画監督。片渕監督と同じ日本大学芸術学部映画学科出身で、今も講師として同僚。原爆をテーマにした『父と暮せば』の黒木和雄監督に師事し、黒木監督の没後『火垂るの墓』(実写版)の企画を引き継いで監督した。代表作『爆心 長崎の空』。
2015.05.20
漫画家・西島大介先生から、応援コメントをいただきました!
『この世界の片隅に』の制作を応援していただいている皆様からの応援コメント第4弾は、漫画家・西島大介先生です!
西島大介先生コメント
アニメ化の企画が実現しにくい、でもとても魅力的な作品を、
クラウドファンディングという形でファンや地域の後押しで
形にするのはとても良いことだと思います。
片渕須直監督、スタッフのみなさま、期待しています。
実はこうの史代先生とは、比治山大学の
マンガ・キャラクターコースの懇親会で年に1、2度お会いする仲です。
同じ生徒を教えています。こうの先生、応援してます!
■西島大介
漫画家。代表作は『世界の終わりの魔法使い』『ディエンビエンフー』など。
クラウドファンディングで資金を集めた映画『世界の終わりのいずこねこ』では、協同脚本、出演、コミカライズを手掛けた。
また「DJまほうつかい」名義で、エレクトロニカの楽曲の発表も行っている。
幼稚園と中学、高校を広島で過ごし、現在も広島に居住。
こうの史代さんが客員教授を務める広島の比治山大学では、
美術科の非常勤講師も務めている。
2015.05.18
現場レポート第5回 本編キャラクターの色チェック中です!
2015.05.15
映像研究家・叶 精二さんから、応援コメントをいただきました!
『この世界の片隅に』の制作を応援していただいている皆様からの応援コメント第3弾は、映像研究家・叶 精二さんです!
叶精二さんコメント
宮崎駿が他人の脚本を演出した作品は3本しかない。
スタジオジブリ以前の『未来少年コナン(全26話)』『ルパン三世 カリオストロの城』『名探偵ホームズ(5話分)』だ。
前2作は外注脚本であり、監督自身が大幅に改稿しているので、ほぼオリジナルと言って良い。
よって、同じスタジオで肩を並べて討議した脚本家は『ホームズ』4話分を書き上げた片渕須直、ただ一人である。
当時大学在学中であった片渕青年は、その後アニメーション監督として着実に地歩を築いてきた。
世代を問わず健全で考えさせる「漫画映画」の作風には、確かに宮崎駿や高畑勲の遺伝子を感じる。
その片渕監督の集大成たる本作に、期待しないわけにはいかない。
■叶精二
2015.05.12
『この世界の片隅に』クラウドファンディング、支援者数日本記録更新!
現在実施中の『この世界の片隅に』クラウドファンディングは、昨晩2015年5月11日に支援者数が2,509人を超え、支援者数の日本記録を更新しました。(過去最高は2,508人)
12日16時45分現在2,520人となっております。
本当に数多くのみなさまのご支援に改めて感謝いたします。
クラウドファンディングは、あと17日間、5月29日(金)まで実施いたします。
引き続き、より多くのみなさまのご支援をよろしくお願いいたします。
2015.05.12
漫画家・北崎 拓先生から、応援コメントをいただきました!
『この世界の片隅に』の制作を応援していただいている皆様からの応援コメント第2弾は、漫画家・北崎 拓先生です!
北崎拓先生応援コメント
『この世界の片隅に』アニメ化によせて
片渕監督の『マイマイ新子と千年の魔法』を観た時になんて素晴らしい話なんだろうって泣いたんです。物語の面白さはもちろんだけれど『想像力が現実の厳しさから人間を支える事が出来る』事を、他でもない『想像・創造物であるアニメーション映画』が描いていたから。
僕は嘘をつく(物語を作る)側の人間なので、想像力が現実を超える瞬間に出会うと本当に痺れるんです。
そしてもう一方で、同じく何度もむせび泣いて痺れた漫画作品【この世界の片隅に】。
繰り返し繰り返し読んでも、登場人物達の心を推し量ると胸がキュッとなる『創られたけれど、戦争末期その時そこに確かに生きた人々の物語』。そのすずさん達が歩き、声をあげる姿が観られる日がくるなんて!
「この傑作漫画と片渕監督の出会いは奇跡的な必然である!」
完成前の今からもう楽しみで仕方ないのです。
■北崎拓
漫画家。代表作『虹玉』『さくらんぼシンドローム』など。
スピリッツに『天そぞろ』を連載開始。
片渕監督の『マイマイ新子と千年の魔法』公開当時真っ先に「この監督は次には『この世界の片隅に』を映画化するべき」とツィートした。
2015.05.11